ミヤマガラスとコクマルガラスは、九州と、中国地方と四国地方の西部にに冬鳥として渡来していましたが、近年は全国に分布が拡大してきています。 しかし、いつ頃からどのように分布が拡大してきたのかなど、これまでの経緯について全国的にはあまりよく調べられていませんでした。当然、渡りのルートや、繁殖地での環境の変化などについても、ほとんどわかっていません。 このプロジェクトでは,皆さんの参加を得ながらこれらの疑問に挑戦しています。
ミヤマガラスの渡りのルートなどを探るために、始めた初認調査ですが、早9年になります。継続は力なり。渡来時期に年変化がみられるので、データを蓄積して繁殖地の気候などとの関係の分析をしていきたいと思います。今年も調査を実施しますので、ご協力よろしくお願いいたします。
(2013年からミヤマガラスの初認は、季節前線ウォッチのプロジェクトの対象種のひとつとして情報を集めています。)
連絡先:(この調査については、下記までご連絡ください。) 高木憲太郎 E-mail:
過去のミヤマガラスの初認調査の結果をご覧ください。この調査によって、西日本以外にも東北へ北から渡ってくるルートがある可能性が見えてきました。
ミヤマガラスの分布の変化について、全国的なアンケート調査を2004年11月~2005年8月にかけて実施しました。ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました!( ボタンをクリックすると調査結果をご覧になれます。)