●ミヤマガラスの初認についての情報をお持ちの方は，下のどちらかのボタンからお知らせ下さい。
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 背景地図はESRI社のArcGIS Onlineで提供されているWorld Physical Mapを使用しています |
■今年の初認は10月8日！ 2005年は10月4日，2006年は9月18日，2007年は9月19日，2008年は9月28日，2009年は9月26日，2010年は10月11日が最も早い記録でした。 今年は熊本で9月に記録があったようですが，こちらに届いている情報では，西日本で10月13日，東日本で10月8日が最も早い記録でした。 ■渡来のピークは？ 初認の情報が集まるピークは毎年10月下旬ですが，年々早くなっている傾向があります。今年は中旬から多数の渡来が見られ，例年よりもかなり早いです。 ■ちょっとつながった？ 今年は同じ日の記録が複数の組み合わせで得られています。同じ日の記録では，より北，もしくは西で観察された個体数のほうが多い傾向があります。同じ群れとは限りませんが，ミヤマガラスが渡ってくるようすを想像させられる面白い記録だと思います。 ■小笠原諸島で記録 過去にも記録があるようですが，今年は小笠原からミヤマガラスの初認情報が届きました！以前，伊豆半島南部で南へ飛んでいるミヤマガラスが見られたことがあるのですが，まさかそこから海へはでないだろうと，その時は勝手に思っていました。日本海に比べてみると距離がありますが，すごいですね。なぜ渡るのでしょうか？ |
年による渡来時期の変化．この図の縦軸はそれぞれの年の初認情報の累積件数を示しています。 年によって集まった情報の数が少し違うので，比較のために10月30日までに集まった情報の件数を100としています。 つまり，初認時期が早い年は折れ線が左に，遅い年は右に偏ります。2005年から2008年にかけては， 年々初認時期が早くなっていましたが，その後の2年間は遅くなっていました。今年は2008年と同等の渡来の早い年でした。