第2回研究集会は、 2007年3月3日(土)〜4日(日)に東京都日野市東部会館で開催しました。
今回の研究集会は「鳴き声」をテーマに開催します.鳴き声についての最近の研究についての講演とともに,実際に機材を用いての録音やその編集方法についての実習も行ないまそた.実習の講師には,鳥の音声の録音の第一人者である松田道生さんに来ていただきました.
研究集会のプログラム
3月3日
13:00〜13:10 開会
13:10〜13:40 鳥の鳴き声とその適応(植田睦之)
13:40〜14:20 鳴き声から探るダイトウコノハズクの繁殖戦略
(高木昌興:大阪市立大学)
14:20〜14:40 鳴き声による鳥のモニタリング(神山和夫)
14:50〜16:00 鳥の声の録音の仕方(松田道生:野鳥研究家)
16:10〜16:30 ヨシの髄から天井覗く?―ベランダからみた鳥たちの記録
(平野敏明)
16:30〜16:50 関東に生息するカワウの幼鳥の割合の季節変化
(加藤ななえ)
16:50〜17:10 ツバメの営巣地選択条件(神山和夫)
17:10〜17:30 ミヤマガラスの個体数の季節変化(高木憲太郎)
18:30〜20:30 懇親会
3月4日
9:00〜12:00 録音実習(松田道生:野鳥研究家,ほかBRスタッフ)
13:00〜15:00 録音データの処理実習(植田睦之)
15:00〜15:30 まとめ
研究集会のようす
今回のテーマは鳥の鳴き声と録音でした。初日は座学で、松田道生さんによる録音の仕方の講義から、大阪市大の高木昌興さんによるダイトウコノハズクを鳴き声で個体識別して生態を解明しようという発展的なお話まで充実した内容でした。鳴き声と録音についての発表ほかにも,バードリサーチの研究報告も行ないました。
2日目は実際に浅川の川原に出かけて録音をして、その音源を編集してみるという実習を行いました。
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野鳥の鳴き声の環境適応についての講義 |
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録音機材の説明 |
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録音実習 |
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ソノグラム作成の実習 |
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