イベント
モニタリングサイト1000ガンカモ類調査講習会(オンライン)
カウントデータで読み解く日本のハクチョウの現状
冬の水辺で人気の高いハクチョウ。2004年から続いているガンカモ類調査の記録から、ハクチョウたちの個体数変化や幼鳥率についての分析結果を報告します。
開催日時
2026年3月14日(土) 16:00~17:30 YouTubeでライブ中継します
Youtubeのチャット欄で質問するためにはGoogleアカウントにログインしておいてください。質問できるのは当日のみですが、同じURLで一定期間のあいだ録画放送をご覧いただけます。
配信URL:https://www.youtube.com/live/RUEDsJCkXks
講座内容
1.モニタリングサイト1000について(環境省 生物多様性センター)
2.ハクチョウ調査の結果報告(神山和夫 バードリサーチ)
毎年冬になると、東日本を中心に多くのハクチョウが越冬のために飛来します。国内の分布状況は2008年頃に大きく変わりました。鳥インフルエンザ対策で給餌が中止された影響により、新潟県や宮城県へ集中するようになったのです。全国的な傾向として、コハクチョウの数は毎年2%ずつ着実に増えていますが、オオハクチョウは個体数の把握が難しく、詳しい増減傾向はまだわかっていません。
ハクチョウの数が増加傾向にある宮城県では、2019年度から県全域での調査をスタートさせました。その結果、宮城県内で越冬するハクチョウは毎年2万5000から3万羽いることがわかり、小さな群れには幼鳥が多い傾向がありました。さらに全国規模で見ると、南の越冬地へ行くほど幼鳥の割合が高いこともわかりました。もしかすると、子育て中の親鳥は、幼鳥のために少しでも暖かい場所を越冬地に選んでいるのかもしれません。
2.宮城から山形に西進するコハクチョウの春の渡り(平泉秀樹)
〜ねぐらカウントと首環個体追跡で雪解け前線を追って〜
宮城県加美町の鳴瀬川上流域はコハクチョウ6,000羽以上が雪解けとともに山形県側に通過する重要な渡りルートになっており、それらは主に鳴瀬川中・下流部や仙台沿岸の越冬鳥と考えられますが、鳴瀬川下流部などからは岩手県に北上した標識鳥も知られています。このため、2025年春に主要なねぐらの利用個体数や標識鳥の調査を高頻度で行って渡り経路や積雪との関係の把握を試みました。時間があれば今春の状況や山形県側での移動についても簡単に触れたいと思います。